非常に身近な存在である、「お茶」という飲料は
年をとるにつれて、ありがたみが大きくなる存在でもあります。
今までは、「選択肢の1つ」に過ぎなかったものも
味覚の変化等によって、より「求めがち」な飲料になり
更には、「体にいい」という付加価値が加わることで
より体に摂取することが増える、特殊な存在でもあります。
漠然と「体にいいお茶」として認識されているものは
現代では、非常に幅広すぎる種類が存在します。
時にはブームになる等し、そもそも「青汁」に関しても
ほとんどが「大麦若葉」を利用しており、抹茶粉末を含むものも多いため
ある意味で、「麦茶」や「緑茶」と共通する点も多いと言えます。
とにかく、種類が多いと言えるものですが
一体「何が」よくて、そもそも「なぜ」お茶なのか
少しだけ突っ込んで考えることで、より有効な飲み方ができるはずです。
「健康的なお茶」が急増している
一説によると、日本人の平均寿命が長い理由として
「緑茶」を幼い頃から飲む習慣があるから、という考えがあります。
<お茶>という存在は、この緑茶をはじめとして
- 麦茶
- ぼん茶
- ほうじ茶
- ウーロン茶
- 紅茶
といった様々なものが存在し、それぞれ「茶葉」が共通しているもの
別の植物(葉)が使われているもの、更に混ざっているものと
原材料の時点で、やや違いがあるものも多いです。
しかしながら、いわゆる「日本のお年寄り」というと
「縁側に座って温かい緑茶」を飲んでいるイメージがあり、
またある程度は事実であるため、<緑茶>というのはポイントのように考えられます。
もちろん、「緑茶を飲めば寿命が延びる」とは断言できないものですが
少なくとも、全く関係ない、とは言えないはずです。
また緑茶には、「緑茶カテキン(ポリフェノール)」という
抗酸化成分が含まれる点も、アンチエイジングに一役買っていそうです。
更には、
- 高い血圧に効果的
- 高い血糖血糖値に効果的
- 血中コレステロールに効果的
といった、「体に悪い状態に効く」として
昔から利用されてきた、「漢方」に近い一面もあります。
ただし、ある程度は「体にいい」と言えるまでも
(血圧・中性脂肪を下げる等の効果を見込める成分が含まれることは事実)
あくまで「漠然とした効果」と言えるものが多かったことも言えます。
しかしながら、最近では少しずつ「特定の効果」を
求めやすい環境・時代になっていると言えます。
今までになかった画期的な成分を配合した商品も
最近では、「トクホ(特定機能性食品)」や「機能性表示食品」といった
飲料(食品)を、コンビニやドラッグストア等で見かけることが増えました。
こういった表示にあるアイテムというのは、特定の効果を目的に
それを実現する力を持った成分を配合している、というものになります。
例:
血糖値の急な上昇を抑える「難消化性デキストリン」
中性脂肪の吸収を抑える「ウーロン茶重合ポリフェノール」
これらの最大の特徴は、「後付け」であることです。
「お茶じゃなくてもいい」のです。
しかしながら、それでもなぜお茶なのか?と言えば
- 身近な・抵抗がない飲料
- カロリーがない(極めて少ない)
- 一緒に摂取すればより効果がありそうなイメージ
主な理由として、以上が挙げられるかと思います。
一方で、昔から飲まれている「体にいいと言われるお茶」というのは、
そのお茶・含まれる成分そのものに、効果があるとされます。(あくまで民間療法)
その力というのは、「トクホ」や「機能性表示食品」に劣るかもしれませんが
非常に「ナチュラル」であり、そもそもがそういったものを飲んできたことで
長く健康に生きている方が多いことが、何よりの証とも考えられます。